【比較に勝つ戦略3】業界構造を分析する(ミクロ環境の分析)
「競争」と聞くと、通常「競合他社」を思い浮かべると思いますが、
実はもう少し、競争状態というのはさまざまあります。
自社にとって、競合などの競争状態を整理するフレームワークが、マイケル・ポーターの5フォース分析です。
これは、SWOT分析の外部環境分析を、もう少し詳しく行っている、ということができます。
ショップコンセプトを決める前や、ショップを運営していく中で、ときどき行って
自社の立ち位置(どのような競争環境にあるのか)を客観視しましょう。
競争(競合)を考える
業界の収益性を決める5つの競争要因から、業界の構造分析を行います。
「供給企業の交渉力」「買い手の交渉力」「競争企業間の敵対関係」
「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」5つの要因を考えます。

仕入のある小売りを考えると…(メーカーの場合も同じ)
| 仕入れ元の交渉力 | 仕入れ元(売り手)の力が強いか弱いか ・仕入れ元が集中している(少ない仕入れ元から大量に仕入れている) ・仕入れ元にとって、自社はそれほど重要ではない ・仕入れ元にとって、自社の変更コストはかからない …場合、交渉力が強くなる |
| 消費者の交渉力 | 消費者(買い手)の力が強いか弱いか ・買い手が集中している(少ないお客さんがたくさん買ってくれる) ・製品の差別化がない ・製品、サービスの品質に関するこだわりがない …場合、交渉力は強くなる |
| 競合との関係 | 競合同士が激しく対立する業界では、企業は利益を出しづらくなる ・同業者の規模と数が多い ・業界全体の成長性が高い ・製品やサービスの差別化が無い …などは競争が激しくなる |
| 新規参入の脅威 | 新規参入障壁が高いか低いか? ・製品が差別化されていない ・仕入れ先の変更コストが低い ・流通チャネルの確保が容易 …などは脅威が大きい |
| 代替品の脅威 | エンドユーザにとって、ニーズを満たす別の商品があるかどうか? ・代替品が、性能のわりに価格が安い ・代替品を供給する業界の利益率が高い …などは脅威が大きい |
ファイブフォース分析の方法
予めスタッフに趣旨を伝えた上で、事前調査をしておいてもらいます。
そしてSWOT分析同様、全員でブレストを行うのが良いでしょう。
| 【メモ】実際にこの分析は、SWOT分析と同時に行った方が良いですが、業界については店長さんはご存じであることが多いため、ショップコンセプト定義後、確認の意味で行うと良いと思います。 それよりもむしろ、ショップ運営中に、ときどき振り返って行うのが良いですね。 ショップを運営していると、どうしても近視眼的になりがちで、新しくでてきた競合に目を向けなかったり、代替品に気付かなかったりします。さらに、メーカーの圧力や、仕入元の圧力がある日突然 暴発するということも起こります。常々、自分たちの環境を客観的に把握しておくことは、大切ではないでしょうか。 |
>>この内容は、PDFでもお読みいただけます。


秋田マーケティング研究会
講演が記事に。


