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インターネットとリアル店舗との違い

インターネットには、リアルと違う部分がいくつかあります。 とくに、

今リアル店舗をしていてネット参入を考えている方
今、楽天などモールに出店していて独自ドメイン店舗を作ろうと思っている方、

ネットショップを構築する際、まずはその違いを知り、経営判断の材料にしてください。

モール店舗のみお持ちの方は、下の「リアル店舗」を「楽天」などと読み替えてください。
楽天とリアル店舗は、業態がとても近いのですが、
独自ドメイン店は、考え方が違います。


1.ネットは、距離感がない

あなたが近くのスーパーで買い物をする理由は何ですか?
多くの場合、「近いから」でしょう。
リアル店舗では「近い」という距離感が、購買動機の一つになることがありますが、
それはネットでは存在しません。

ネットでは、「近い」など距離感以外で来店動機、購入動機を作る必要があります。
リアル店舗は「立地ビジネス」と言われるほど、立地に依存しますが、ネットには、ありません。



2.ネットは、スペースが無制限

ネットショップは、店内に無限のスペースを持っていると言えます。
リアル店舗では、ポップ程度の商品情報を出すのがやっとですが、
ネットでは、情報は無限に出せます。

このネットの特性は、「リアルでは良く分からないのでネットで情報を調べる」
という動線を作っています。

ここで大切なのは、「情報も商品品質の一つ」として捉えることです。
商品には、3つの品質があるといわれます。


1次品質…商品の機能など核となる性質
2次品質…商品のパッケージなどフェイス(見た目)
3次品質…商品情報

実際に、その物を、「なんと言って伝えるか」でユーザの中に形成される
W商品”は異なるものになります。 これはとても面白いことです。

例えば多機能ボールペンを、「電車の中で何本も色ペンを出さなくても線がひけます」と言うか、
「土に埋めると自然に還ります」と言うか、で、
ユーザの頭の中に形成される「商品の認識」は、異なります。

情報提供とは、その商品を形作る“製造の一環”だともいえます。



3.ネットは、文字情報と写真情報

ネットでは、商品を手に取ることができません。
臭いをかいだり、五感を活用して商品に触れることはできません。
そのうち、パソコンから香りがでて香水なども売れるようにならないかな?なんて思っていますが、
今のところは、「視覚情報」と、少しの「聴覚情報」が使える程度です。

ですから、ネットでは文章と、写真(動画)が必要になります。
正直なところ、「文章が書けない人」はネットでビジネスはできません。
商品の形状、風合い、五感を、文字(と写真)で表現するしかないのです。

これは、決して文学的な文章を書く力、ではありませんが、少なくとも、
「文章を使って、商品を伝えていこう」と いう決意を持っていただかないと、
ネットショップは難しいでしょう。

逆に、口べたの人にはプラス要因でもありますね。
実際に、わたしがネット業界に入ったのは「話すことが苦手」だったからです。^^;



4.ネットは、ホンネが言いやすい

顔の見えないネットですが、顔が見えないからこそ言いやすい、ということが、消費者の中にあります。
リアル店舗に行って、店員を目の前にしてはちょっと言いづらいことも、言えるということですね。

この要素をビジネスに取り込むかどうか、は店舗の判断ですが、
「リアルで言いにくいことが、ネットでは言いやすい」と言うことが特長の一つであることは知ってください。

この特長を使っている例としては、
ネット上でカウンセリングを受けたり、リアルでは買いづらい物を販売していたりします。



5.ネットは、比較しやすい

価格比較サイト、サービス比較サイト含め、ネットは比較がしやすい媒体です。

他社に負けない何か、が、リアル以上に必要になります。
ネットは単純な“立地ビジネス”ではありません。
Yahooで1位になればいい、というだけではなく、
比較されたときに勝つ何か、もしくは比較されない戦略づくり、が必要になります。



6.ネットは、商圏がない

ネットショップには、商圏という概念が存在しません。
(地域限定サービスなどを展開すれば商圏が作られますね)
つまり競合が全国になるということです。
「ネットで集客し、ネットで買ってもらう」ということを考えた場合

 ・ネットで唯一オンリーワンになる
 ・その他のサービス面で顧客メリットを作る


 など、 "分かりやすい自社のメリット" を作る必要 があります。

「あなたのお店を選ぶ理由」がとても大切です。
これは、SWOT分析などで見出していきます。



7.リアルが「主」で、ネットは「従」

ユーザは、リアルの雑誌やTVなどの影響を受け、ネットで検索、という流れをとることが多いです。
これは、「購入動機は既にリアルで作られている」と言うことになります。

逆に言うと、リアルで購入動機が作られないものはネットで売りにくいのです。
(誰にも知られていない商品を売るには、かなり広告費が必要でしょう。)

ネットには、健在化されたニーズは取り込みやすく(そして競合が多い)
潜在的なニーズは取り込みにくい(しかし競合は少ない) という性質があります。



8.ネットは、想いを表現しやすい

仮にリアル店舗の店主が、素敵な想いを持っていても、それをお客様に伝えることはとても難しいでしょう。
ネットでは、ブログやメールマガジンを活用すると、それほど難しくなくできます。
お客様が、店長の考え方を好きになり、ファンになり、そして物を購入するということも可能です。
だからこそ、ネットでビジネスをされる方には“人間力”が必要になります。



9.ネットは、情報が均質化しやすい

一つ新しい技術や情報がでると、瞬く間に広まります。ものすごいスピードです。
ですから、ネットの情報には、新鮮さと、独自性(そのお店らしさ)が必要になります。

カタログやパンフレットに、既に書いてある情報は、たいして重要ではありません。
そのような情報は、どのサイトにも書いてあることになります。
そのお店にしかない、独自のコンテンツが必要になります。



10.ネットは、業種を超えられる

「魚屋さん」では魚を売っていますが、ネットの中では、例えば、
チョコレート屋さんとタイアップしてバレンタイン企画をしたり、 開運屋さんとタイアップして、
受験祈願(魚のDHAが記憶力に貢献することから)をしたりと
消費者のライフスタイルに合わせた様々な企画がやりやすい、という面があります。

そのために、他店の人たちとの繋がり、
人脈、共同創造できる仲間達との繋がりがとても大切です。

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