ネットショップのSEO以前の課題
長い間、そして今も、
「技術」を中心に
ネットショップの売上アップが語られてきました。
SEO、SEM、LPOなど検索エンジン関連、
SNS、CGMなどコミュニティ関連、
Blog、Xoops、WordPressなどCSM、サイト管理システム関連、
PPC、アフィリエイト、サテライト、などプロモーション関連
などなど。
これら技術は、本来は、
"ビジネス"のフレームが決まってから検討することです。
しかし、ネットショップは“ビジネスとして”
語られることは、とても少ないと思います。
“ビジネスとして”というのは、
誰に、何を、提供するのか?ターゲットをどう集客し、
競合とどう闘い、勝ち、何をいくらで仕入れ、いくらで売って
“利益を出すのか”という、利益を出す流れのことです。
ビジネスとしてネットショップが語られることが少ないのは、
数年前まで、「ネットでショップを開くこと」そのものが
「ビジネス戦略になり得た」からだと思っています。
現在は、ネットショップへの参入障壁は下がり、
「ネットでショップを開くこと」が、特別なことではなくなりました。
だからこそ、今は、ネットショップを、“ビジネスの一環として”
組み立てる必要があるのです。
ネットショップの大前提
ネットショップのビジネスには、
1つ大きな大前提があります。
「リアルからネットへ、
検索エンジンを経由して人は来る」
というものです。
これは、リアルで言うと、駅前にお店を出した人が
「駅前から周辺へ、人が来る」と考えることと同じです。
ですから、YahooやGoogleの検索結果で1位を取ることは
駅前の一等地にお店を出すことと同じだと例えられ、
“1位を取る技術”
など、話題が技術よりになりがちでした。
さらに、ホームページが簡単に作れることから、
リアル店舗でいうと「建築技術」「内装技術」が
多く語られました。
ところがわたし達が経験したのは、
“YahooのSEOで1ページ目に入っても売れない”
でした。
そして、売れるショップもある、ということでした。
これはなぜでしょうか?
ネットには、リアルと違う部分が、
いくつかあります。
そのうちの一つは、例えば、
リアルの駅前には、同じテーマの店舗が
ずらっと並んでいません。
ちょっとイメージしてみてください。
自分の商材でのキーワードでYahooで検索し、
検索結果が出てきます。
全て、その商品を取り扱っているショップが出てきます。
それを駅前でイメージしてみましょう。
駅におり、駅から出ると、同じ商品を売っている店が
ずらっと何十店舗も並んでいるのです。
すごい状況ですね。
さらに、ネットには「距離感」がありません。
“せっかく来たし、面倒だからここで買おう”
なんてことは、ありません。
「リアルからネットへ、検索エンジンを経由して人は来る」
当たり前のように思いますが、
この1行は、わたし達に、さまざまな「環境と課題」を
与えてくれます。
まず、
1つめの前提.リアルからネットへ人がくる
→ つまり、リアルで話題にならないものは、
ネットでは売れない
→ 【課題】リアルで話題になっているものを
取り込むか、リアルで話題にする力が必要
2つめの前提.検索エンジン経由でくる
→ 認知された言葉ほど、競合が多く
競合他社が多いと、価格競争に陥りやすい
→ 【課題】ユーザに選んでもらうための差別化、独自性、
オリジナルの価値を創る力が必要
これは、リアルというマクロ環境の中に、
ネットというミクロ環境がある、という風に考えると
分かりやすいですね。
ミクロ環境は、常に、マクロ環境にも左右されます。


秋田マーケティング研究会
講演が記事に。


